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コーヒーは胃に悪くないか? |
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イギリスのコーヒー科学情報センターのリポートでは「研究結果から、コーヒーの飲用が胃潰瘍の発生に関係ないと判明しているそうです。胸やけについても、コーヒーと関係付けることができなかった」と報告しています。「ブラックで飲むと胃が心配」「空腹時の飲用は胃に悪いか」などについても、同センターのリポートは心配無用と答えています。バランスのとれたおいしい食事をとった後のコーヒーは、その中のカフェインが胃液の分泌を促し、胃腸の調子を整え、なおかつ脳を刺激して気分をすっきりさせ、仕事の能率を高めてくれるんです。 |
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じゃぁ、心臓にはどう?心筋梗塞とかならない? |
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コーヒーと心臓病の関係についてはすでに多くの研究があります。結論的にはコーヒーを多く飲んでも心臓病が起こりやすいという証拠はどこにもないそうです。
狭心症や心筋梗塞などの心臓病を起こしやすくする要素に、不適切な食生活、運動不足、ストレス、喫煙などがあげられます。コーヒーもその一つと疑われたこともあったそうですが、実はコーヒーを多く飲む人々に、喫煙者が多いこと、脂肪を摂り過ぎるなどの傾向があり、それで心臓病が増えるように見えていたことがわかりました。コーヒーそのものは心臓病を増加させる因子ではないとのことです。
心臓病の予防のため、食生活、喫煙、ストレス解消に注意し、運動不足にならぬことが重要です。
たばこの方がよっぽど悪いってことですね。 |
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血圧とコーヒーの関係はどう? |
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テネシー大学が発表した研究結果では、「日常の適度なコーヒーの飲用では、血圧に影響しない」と言っています。その他、多くの研究結果でも、血圧上昇とコーヒーとの関係は心配無用と報告されているそうです。また別の研究では、コーヒーの持つ血流促進作用が、低血圧の症状に役立ち、貧血には、コーヒーの微量の鉄分の効果などがその改善に役立つとの話です。 |
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妊娠中のコーヒーってどうなんだろう?胎児への影響は? |
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世界保健機関(WHO)に付属する国際ガン研究機関(IARC)は「妊娠女性のコーヒー飲用と胎児の発育との相関関係を示す証拠は全くない」と報告しています。イギリス・コーヒー科学情報センターは、コーヒーと健康についていろいろ調査をしていますが、これによるとコーヒー好きの母親の子供に流産、早産、未熟児、奇形児が多かったという報告は出されていません。ってことで、影響なしと考えて良いとの結論です。 |
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コーヒーって中毒にならないの? |
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コーヒーには中毒もありませんし、禁断症状もないんですって。
カフェインは、国際疾病分類で中毒物に指定されていません。またカフェインに関する研究でも、依存性や濫用
性は認められていないのです。
*国際疾病分類とは、世界保健機関(WHO)が決めている疾病等の分類です。 |
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子供には良くない? |
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コーヒー好きの母親の母乳にはカフェインも含まれておりますが、それが乳児の発育に悪影響を及ぼすのでは
ないかと心配です。この点についても特に問題はないとのこと。また、子供の知能に影響を与えるのではな
いかという心配もありますが、赤ちゃんから満7歳児の知能指数の調査でも全く異常なしとのことです。
小学生ぐらいになれば、飲みたければミルクやクリームをたっぷり入れ、コーヒーの味をまろやかにしたカフェオ
レなどが喜ばれるかもしれませんね。
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ガンになる心配は? |
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「コーヒーがガンの危険要素であるとする証拠は全くない」というのが米国ガン学会の結論。
このほかにも過去15年間にわたる多くの調査研究が同様の主旨の報告をしているそうです。
1990年に国際ガン研究機関(IARC)は全世界のガン研究を分析した結果、コーヒーには結腸ガンや直腸ガンを
抑制する働きがあるとの報告もあります。 |